ポール・マッカートニー「FRESHEN UP JAPAN TOUR 2018」に行ってきた(初日10/31@東京ドーム)

2018年10月31日、ポール・マッカートニーの来日ツアー初日ライブに行ってまいりました!以来、ポールのことしか考えられない状態になってしまっているのぐち(@drtwitting1)です☆

 

さてポールは新作アルバム『Egypt Station』を引っ提げて来日ツアーを開始しました。しかし、私は購入しておらず一曲も聴いておりません。『Back In The U.S.』という2002年に発売されたライブアルバム、これは擦り切れるほど聴きましたがポールに対するupdateはそこで終わっております💦 そんな状態でライブに行って楽しめるのかという不安がありました。

バック・イン・ザ・U.S. ?ライヴ2002

バック・イン・ザ・U.S. ?ライヴ2002

 

もう一つの不安は、ポールのライブは初めてで雰囲気が分からないこと。『Back In The U.S.』を聴いてもらえれば分かるのですが、アドリブをあまり入れないきっちり決まったとおりに演奏するスタイルのため、ライブの醍醐味が少ないのでは?と考えておりました。この考えは後に誤りであったことに気づきます、「ごめんなさい」とポールに謝りたい。

 

ツアーレポート等は多数あるでしょうから、以下に簡単に感想を述べることとします。

2018 年 10 月 31 日(水) 東京ドーム セットリスト

1.A Hard Day’s Night
2. Hi, Hi, Hi
3. All My Loving (◎)
4. Letting Go 
5. Who Cares 
6. Come On To Me 
7. Let Me Roll It (◎)
8. I've Got A Feeling 
9. Let 'em In 
10. My Valentine 
11. Nineteen Hundred And Eighty Five 
12. Maybe I'm Amazed (◎)
13. I've Just Seen A Face 
14. In spite of all The Danger 
15. From Me To You 
16. Love Me Do 
17. Blackbird (◎)
18. Here Today (◎)
19. Queenie Eye 
20. Lady Madonna (◎)
21. Eleanor Rigby(◎)
22. Fur You 
23. Being For The Benefit Of Mr. Kite! 
24. Something (◎)
25. Ob-La-Di, Ob-La-Da
26. Band On The Run(◎)
27. Back in the U.S.S.R.(◎)
28. Let It Be (◎)
29. Live and Let Die(◎)
30. Hey Jude(◎)
(アンコール)
31. Yesterday(◎)
32. Sgt. Peppers Lonely Heart’s Club Band (Reprise) (◎)
33. Helter Skelter 
34. Golden Slumbers 
35. Carry That Weight (◎)
36. The End (◎)

(*『Back In The U.S.』収録曲は◎で示した。『Back In The U.S.』だけしか聴いていなくても大丈夫だと分かる)

1.A Hard Day’s Night

最初の「ジャーン」だけで、会場が一気に盛り上がるところがすごい。

15. From Me To You

意外なことに今回のツアーで披露するまでポール名義では演奏していなかったらしい。The Beatles来日のときも演奏されていなかったので、本邦初演奏ということになる。

17. Blackbird 

公民権運動のことを書いた曲だとポールが言ってました。ずっと聴いてたけどそういった意味はまったく知りませんでした。

20. Lady Madonna 

『Back In The U.S.』よりゆっくり演奏している気がした。それがたまらなく良かった。

23. Being For The Benefit Of Mr. Kite! 

The Beatlesのアルバム『Sgt. Peppers Lonely Heart’s Club Band』からサイケデリックなナンバー。こういうビートルズ時代に演奏されることがなかった曲をやってくれるのはうれしい。

24. Something

『Back In The U.S.』に収録されているのと同じくポールのウクレレ弾き語りからスタート。途中で原曲に近いアレンジに変わるところが『Back In The U.S.』と異なる。ジョージ・ハリスンに捧げる曲としては断然この方がジーンとくる。

25. Ob-La-Di, Ob-La-Da

ポールが「みんなで歌おうよ」と観客を誘った。今回のコンサートでは、わたしがいた1階席はほとんどの人が座って手拍子をしているくらいだった(参考:ポール・マッカートニー来日で考えた「着座ロック」のススメ)。ディナーショーのような落ち着いた雰囲気でみなさん楽しまれていたようだ。こういうのもいいなと思いました。私といえば、後方は壁、両脇の2-3席は空席のため周囲に誰もいなかったので立ってかなり動いていました。1階席でもっとも動いた男だったかもしれません。

29. Live and Let Die

この曲も『Back In The U.S.』よりゆっくり演奏していて良かった。炎と花火で気合が入った演奏をさらに盛り上げる。

30. Hey Jude

最後の「NA NA NA…」大合唱で声が枯れました。次の日、声がでるのか不安なくらいでした。

32. Sgt. Peppers Lonely Heart’s Club Band (Reprise) 

もうライブの終わりが近いと感じさせる曲。

33. Helter Skelter

多くのアーチストがカバーした名曲。しかしビートルズを含めてもこのアレンジが最終結論ともいえるのではないだろうか。冒頭に「アドリブをあまり入れないきっちり決まったとおりに演奏するスタイルのため、ライブの醍醐味が少ないのでは?」という疑念をこのHelter Skelterが完全に粉砕しました。格好よすぎて泣き崩れそうでした。

36. The End

ああついに最後になってしまったんだなと思う一曲。ポール、ラスティ、ブライアンが軽快にギターソロ回しを行いライブは終了。CDでもこの曲が終わるとまた最初から再生したくなるくらい。もう一日くらいチケットとっておけばよかった。

感想

ますますポールが好きになりました。2時間のコンサート中、全く水も飲まずに演奏を続けたポール。また日本に来てくれることを確信しました。今度はもっと前の席で観たいし、最低でも2日くらいは観たい。まず新作『Egypt Station』は絶対に買います。