2019-01-01から1年間の記事一覧

【薬剤師が解説】認定薬剤師研修シールを早く手帳に貼らなくてはならない、たった1つの理由

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 業務終了後や休日に研修会へ行き自己研鑽という方も多いと思います。でも帰ってきたら疲れてご飯も食べていない、化粧も落とさないと・・・、ともらった薬剤師研修シールを手帳に貼るのを後回しにしてしまいがちです。…

Ⅳ-3. 「宋版傷寒論」と『注解傷寒論』

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 前回は『金匱玉函経』について概説させていただきました。今回は『傷寒論』には大別して2つの種類があるという話をしてゆこうと思います。 1 前回までのおさらい 2 成無己『注解傷寒論』系 3 趙開美「宋版傷寒論」…

類書に触れてみよう―古今図書集成と古事類苑―

最終更新日 2019/06/16 こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 2019年5月1日に改元が行われましたね。だいぶ新元号「令和」にも慣れてきたかと思います。病院のカルテシステムには未対応のものもあるようで平成31年表記の処方箋もまだお見かけします。 新…

日本医史学会学術大会に行ってきました

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 2019年5月18~19日に名古屋市で開催された日本医史学会学術大会に行ってきましたので、その日記としたいと思います。 最近、日本循環器学会はTwitterを活用して学術集会の模様をSNSで発信し、参加していない人にも…

大漢和辞典デジタル版を少し触ってみた

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 今回は大漢和辞典デジタル版を入手したので、そちらをレビューしてみたいと思います。通常価格130,000円(税抜)のところ、2019年3月末まで100,000円だったので悩みましたが購入しました。 『大漢和辭典』(だいか…

Ⅲ-4. 証類本草② 『新修本草』~『嘉祐本草』『図経本草』北宋政府の医書校正

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ この記事では、前回の続きとしてさらに証類本草を見てゆきたいと思います。 前回(Ⅲ-3)、『神農本草』から『集注本草』までの変遷を実際に証類本草(政和本草)で読んでゆきました。この先はしばらくは政府が本草…

第19回 JAPANドラッグストアショーに行ってきました

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 今回は2019年3月15日(金)~17日(日)に開催された第19回 JAPANドラッグストアショーに行ってきましたので、その日記としたいと思います。 ・日程について 3月15日(金)は企業向けで一般公開ではなかったみたい…

『金匱玉函経』証治総例テキスト 附方薬炮製

最終更新日 2019/06/16 こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 今回は『金匱玉函経』証治総例のテキスト化を行いました。『傷寒論』『金匱要略』『素問』『霊枢』などの古典についてはすでに小林健二先生がテキスト化しております(『漢方の臨床』ホーム…

Ⅰ‐2. 序文②―剳記という著述スタイル

漢方などの中国医学古典の研究において多紀元簡・多紀元堅をはじめとする江戸考証学の功績は計り知れない*1。考証学はもと中国の清代に流行した学問である*2。 清代学術概論―中国のルネッサンス (東洋文庫 245) 作者: 梁啓超,小野和子 出版社/メーカー: 平凡…

Ⅳ-2. 張仲景医書概説② 『金匱玉函経』について

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 前回は中国三大名医の一人、張仲景の作とされる『傷寒論』『金匱要略』について概説させていただきました。今回は残るもう一つの書『金匱玉函経』を解説してゆきたいと思います。 1 『金匱玉函経』の内容について 2…

Ⅳ-1. 張仲景医書概説①

最終更新日 2019/02/01 こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ 今回は中国三大名医の一人、張仲景の作とされる『傷寒論』『金匱要略』『金匱玉函経』を「張仲景医書」と称してこれらについて解説してゆきたいと思います。 1 張仲景と『傷寒論』についての…

Ⅲ-3. 証類本草① 『神農本草』~『集注本草』陶弘景の本草校定まで

こんにちは!のぐち(@drtwitting1)です☆ この記事では、前回の続きとして証類本草を実際に見てゆきたいと思います。 前回(Ⅲ-2 )、証類本草には『大観本草』と『政和本草』という2種類が現存して利用できると解説しました。今回はどちらを見ていただいて…